■婆ちゃん子

自分は同居している婆さんとよくおしゃべりをする。たぶん親より一緒にいる時間や会話の量は多いと思う。なぜそんなに婆さんと一緒にいるのか?と考えてみると、やはりラクなのだ。まず満86歳の婆さんには自我というものがほとんどない。自分を良く見せようとする気持ちは皆無だ。接近してよく見てみると鼻毛がバッサバサ生えている。ヒゲまでうっすら生えている有様だ。そしてもう一つ、タブーがほとんどないということ。婆さんは生まれつき目が悪く、網膜はく離も白内障も経験している。そして今では眼圧の関係で片目を摘出していて残った目もほとんど見えないような状況だ。顔を目と鼻の先に突き出してもどこに目と鼻があるかわからないと言っている。が、そんな婆さんは自分のことを平気で現在では放送禁止用語のメ○ラ、メ○ラと言っている。障害者手帳も持っているのだが自分ではほとんど障害者の意識はないらしい。なので自分も婆さんのことを障害者として意識したことはほとんどない。そして喧嘩したときなど容赦なく

「この独眼竜婆さん!」

などと罵声を浴びせている。しかし婆さんは一歩も引かずやり返してくる。そんな婆さんだからつきあいやすくて一緒にいてラクなんだろう。何でも言えるというか。そしてそんな婆さんと孫の関係は下ネタに関しても同様だ。

フェラチオ。

というものがなんであるか知らなかった婆さんにそれがどういったものであるか教えた時には「たまげた〜、今の人はそんなことするのかい?」とたいそう驚いていた。そうか、じいさんとの間にはそういったプレイはなかったのか・・。

逆に婆さんから教わったことも多々ある。婆さんの生まれ故郷である福島では女の人のアソコのことを

観音様。

というらしい。そしてじいさんの故郷秋田では、

べっちょこ。

というらしい。なんだかかわいらしい。ばあさんに「じいさんに観音様を開いていたのかい?」とセクハラしてみたら、ケラケラと笑っていた。ちなみに「オトコのアソコはなんていうんだい?」と訊ねると、

「チンポコ!」

と即答していた。それは全国共通のようだ。そんな婆さんも最近年のせいか以前に比べてパワフルさが衰え、「疲れた」を連発するようになった。しゃべり相手がいなくなるとつまらないのでもうしばらくお迎えが来るのは待ってほしいものだ。。

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